濃淡の世界観

神戸市立博物館で開催中の東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展に足を運びました。

唐招提寺におさめられている襖絵を一挙公開‼️ 前後期に分けてのことで後期の分も見たいなと思いました。

日本と中国の山や河の風景を襖絵にしてあるもの。
何度も何度も取材旅行をして下書きを書き5分の1の中絵を描き本番に臨む。
気の遠くなるような時間のかかる作業を積み重ねての作品。
圧巻なのですが、その柔らかい作風に癒されました。

涛声(とうせい)と山雲には、日本の山や海が描かれています。
一見真っ白な部分でも近づいてよく見てみると、うっすらと灰色で影や水、雲が描かれていました。


今回、私は白に見える部分に、何か描かれているのをいくつも見ました。
立体感を出すためであったり、風が吹いている様を表現する方法であったり。
水墨画かと思うようなタッチで描かれているものもありました。
実際、水墨で下絵を描いたと説明文にありました。

白と黒そして、それらの間の灰色。
水墨画と同じようなトーンで深緑と白、それらの間のグレイッシュな緑。
濃淡が生み出す世界観。
くすんだと表現するのは、少し違う気がしましたが、うまい表現が見つかりません。

ただ、それらの濃淡が醸し出す世界観は、ふわ〜っと今でも心に残っています。

密を避けての絵画鑑賞。
美しいものは美しい❣️

お時間のある方はぜひ足をお運びになってください。




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