どんな時にもプラスのイメージを持つ

NHK BS1の「新型コロナ 挑み続ける研究者たち~東大 河岡ラボ100日の記録~」

という番組(7/23放送分の再放送)を見ました。

ウイルス研究の最先端をいく東大医科学研究所の河岡義裕教授率いる18名の研究者たちの研究を記録。


河岡教授は世界で初めてインフルエンザウイルスの人工合成に成功した人物。

この番組を見るまで、私はウイルスが人工合成できるとは知りませんでした。


インフルエンザウイルスを人工的に合成できたことにより治療薬やワクチンの開発に大きなプラスの影響を及ぼしたことは想像にたやすいかと思います。


インフルエンザウイルスだけではなく、新型コロナウイルスの立体構造を解明し、不活化ワクチンの開発を着実に進める様子は心強いとしか言い表せませんでした。


また、新型コロナウイルスに感染し発症して治ったマウスの血清が、新たに感染させたマウスの体内でのウイルスの増殖を抑える効果があることを実証し、抗体は新たな感染を防ぐこともマウスの実験では確認できていました。

人への治療に応用できるかどうか。研究は進められます。


河岡教授は今年の1月には、今回のコロナウイルス感染症はパンデミックだと思ったと仰っておられました。

そして、現段階の自粛がこの程度でいいと思ってもらっては困る。

このまま冬に突入するのが怖い。と警鐘を鳴らしておられます。


世界中の研究者たちが競争するのではなく協力して情報を共有し、治療薬やワクチンの開発に日々努めている。

どんな時もプラスのイメージを持つこと。それが大事だ。そうすれば、そちらの方向に事は進んでいくんだ。と河岡教授が仰っていたのが印象的でした。

                                                                        番組ホームページより画像をお借りしました



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