青
プライベートなことですが、結婚34周年を迎えました。
互いの努力と信頼があり、今日を迎えられたと喜んでいます。
毎年この日には、花束を用意してくれます。今年はいつもに増して色を意識したとのこと。
カラーの先生に変な配色のものをプレゼントするわけにはいかないだろう?と。
色彩検定3級は取得している人なので(趣味で取ったそうな)常識程度の知識は持ち合わせているそうです(本人曰はく笑)
その花束に入っていた青色のバラ ブルーローズ
実は自然界には青いバラは存在しませんでした。バラの体内には青い遺伝子は、なかったのです。
それをサントリーが開発して世界で初めてブルーローズを生み出すことに成功しました。
バラはクレオパトラやローマ皇帝ネロはじめ古くから世界で最も愛されてきた植物です。現在栽培されているバラ(学名:Rosa hybrida)のほとんどは、世界各地の野生種のバラ8種程度を人為的に掛け合わせること(人工交配)により生み出されました。四季咲きのバラ、黄色やオレンジのバラも、長年の人工交配による品種改良の結果、誕生したものです。ナポレオンの妃ジョゼフィーヌが自分のマルメゾン宮殿の庭で人工交配をさせ、たくさんの品種を生み出したことは有名で、これらのバラが多くの現在のバラのルーツになりました。
青いバラを作ろうという努力もされてきましたが、多くの青い花に含まれる青色色素(デルフィニジン)を作る能力がバラにはないため、いくら交配を繰り返しても実現には至りませんでした。このため、Blue roseは、「不可能」「存在しないもの」の意味も持つほどです。「幸せを象徴する青い花を作って世の中を明るくしたい、勇気づけたい」、「バイオテクノロジーを用いればバラで青色色素を合成させることができ、青いバラができるはず」、「サントリーのDNAであるやってみなはれにふさわしい」。これが夢への挑戦の始まりでした。1990年にこの研究プロジェクトをスタートし、14年の年月を経て、2004年にようやく開発の成功を発表。「青色色素が花びらに存在する、世界初の青いバラの誕生」と大きな反響を呼びました。その後、2008年に生産販売に必要な認可を取得、2009年から「サントリーブルーローズ アプローズ」(花言葉「夢 かなう」)として好評発売中です。(サントリーのホームページ 開発の経緯 よりお借りしました)
「幸せを象徴する」青いバラ。青の持つイメージのひとつですね。
最近ではCOVID-19に果敢にも立ち向かう医療現場の関係者に感謝と敬意を表して日本各地で青色のライトアップが行われています。
もとはイギリスから始まったこの感謝のライトアップ、イギリスの国営医療サービスである「NHS(National Health Service)」のシンボルカラーがブルーだったためと言われています。この活動は「#Light it Blue」として世界中に広がりを見せており、各国で建物が青く染められているとのことです。
青は誠実を現し、慎重な判断ができる色だとされています。日本人が最も好む色でもあります。
COVID-19の新たな感染者数が減少してきていますが、まだまだ気を緩めてはならない時期だと思います。そんな毎日で色を意識して、気分転換してみてください。
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