感染予防策が有効なのはコロナだけじゃない

子どもがかかりやすい「手足口病」や「ヘルパンギーナ」「流行性結膜炎」「ロタウイルスによる感染性胃腸炎」などのウイルスが原因で発症する病気が、今年はほぼ流行が見られていないと新聞記事にありました。 (朝日新聞DIGITALより)


減っているのは、いずれもCOVID-19と同じようにウイルスが感染しておこる病気。


感染の予防には、こまめな手洗いやうがい。加えて感染源との接触を少なくすること。


記事には

「夏休みでも、通常であれば親が仕事の間に預けられたり、習い事やキャンプに行ったりするなど集団生活を送ることは多い。今年はそれがなく、結果的に高い感染対策効果をみとめることになった。」とあります。


長年、剤薬局に勤めていますが、こんなに小児科の患者さんが少なかったのは今年が初めてです。


そう、感染症はしっかり対策すれば予防出来るのです。


成長の過程で感染症に全くかからない。というのは無理でしょうが、爆発的な流行は、ある程度予防できると洗い流すこうかいうことです。


何度もお伝えしています。

手洗いするのは、ハッピーバースデイの歌2回分。時間にして40~50秒くらいでしょうか。

ウイルスの一番外側の膜(外殻=Envelope)は脂質つまり油でできています。

そのために石鹸がその膜を破壊してウイルスを撃退するのです。


そして、うがい。

先日、大阪府の吉村知事が会見で発言したポビドンヨードを含む咳嗽薬。
なくても水だけでも洗い流す効果は十分あります。
ポビドンヨードを含む薬は必要な患者さんに届くようにしたいものです。

うがいは、「あ」ではなく「お」でお願いします。

その方が喉の奥まで水が届きます。


とにかく続けること。

自分にできる予防は何か。今一度、見直してください。


そしてもうひとつ。

免疫力を下げないこと。
食生活や睡眠、運動などが取り上げられますが、心の持ち方=ストレスを少なく
をおすすめします。


リラックスできる環境作り。自分の機嫌は自分でとることを心がけて下さい。
日頃から、どうすれば自分の機嫌がよくなるのかを知っておくのは、大事なことです。

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